6日目②

マナミにアパートまで付いてきて貰い着替えた
一人になるのがまだ怖い
2、3日実家に帰ることにしたためその荷物もまとめた

地元のショッピングセンターに向かう
ユウトからまだ連絡がない

ショッピングセンターは色とりどりに飾られたチョコレートが山積みになっている

【これだけあると目移りしますね〜
自分の分も欲しくなっちゃいます】
はしゃぐマナミ

『はしから見ていこうか』

二人で一つ一つじっくり見ていく
これは可愛い、あれは大人っぽい、これは高いだの
言いながらは楽しくて
私もユウトヘのチョコレートを探すのは昨日の事を忘れさせてくれた

マナミはすでにカゴにいっぱいで
『いっぱい買うんだね』

【これが父のでこれは義理父、これが旦那と義理兄二人、甥っ子に娘の分と自分のです。
でも〜肝心の長浜くんのが決まらなくて‥
井上さんは決まりましたか?】

『私も父のは決めたんだけど‥』
私も決めかねていた

売り場をようやく半分ぐらいきたところで目に入ってきたチョコレートがあった

有名なブランドのチョコレートで
手のひらサイズの7色の7つの小箱
二段のキューブ型ボックス
近くで見るとそれぞれの色に異なる7つのメッセージ

ピンク【成功・合格】目標を目指して頑張ってる人に
パープル【幸運・守護】心から幸せになって欲しい
ブルー【感謝】感謝の気持ちを形にして
グリーン【幸福・健康】幸運のお守りとして
イエロー【夢の実現】豊かな未来を祈って
ブラウン【尊敬・感謝】日頃感じている尊敬の気持ちを赤【愛情・感謝】一番大切なあの人のために


迷わず赤をとった
‘’一番大切なあのひとのために‘’

上段にはメッセージをプリントしたカード型チョコ
下段には赤いハート型のチョコ2つのプレーンチョコ
ガナッシュ入りのハートのプリントチョコ
そしてこのシリーズのロゴ入りハート型チョコ

『私これに決めたよ』
【めっちゃ可愛いですねコレ!!
長浜くんのどうしよ〜】

まだまだ決まらないマナミに
『そろそろお昼にしない?
お腹空いたでしょ?』

【もうそんな時間なんですね!でも井上さん食べれますか?】
正直まだお腹は空いてない
私は食品コーナーで軽めのサンドイッチを買い
フードコートに行くことにした

その前にトイレに寄りたくてマナミに先に行ってもらうことにした
トイレもすまし出たところで電話がなった

画面には愛しい人の名前
”ユウト”

『もしもし!』
急いで出る

‥あっ!もしもし‥あの‥オレ‥