ユウト5日目③
「タカシ、何から何まで本当に済まない」
迎えにきてくれたタカシの車に乗った
今日の事を詳しくタカシに話し
「タカシ、そう言えばこの男に心当たりがあるって言ってたな」
【その男を直接知ってる訳じゃないんだけど…小川って名前を聞いたことがあるような気がして調べたんだ】
タカシが言うには…
タカシの先輩が小川が住む○○町の板金塗装で働いているらしくそこに小川が車を車検に持ってきた
車検が終わっても代金を払ってない小川に何も言わずにいたらしい
【地元の小さな会社だからな社長も強くは催促しなかったんだろうな】
そこでタカシの先輩が催促をする事になったのだが車検代だけではなく、今までにも車の修理やタイヤの交換代などを払ってなかったらしい
そんな小川を放置していた社長も社長だが、とにかく期限日までに払うように催促したが払わない
その後も何度も何度も催促したが払わないのでつい最近警察に届けたらしい
【…っていう話をつい最近先輩から聞いてたから小川って名前に引っかかったんだよ】
俺は小川の写メをタカシに見せた
【この写メ送って貰っていいか?先輩に確認してみるから】
小川と小川の車の写メを先輩に送ったタカシ
すぐさまタカシの携帯に連絡が入る
【やっぱりこの男に間違いないよ】
「そうか…このまま小川が引き下がると思えないしアイの事をどうにか考えないとな」
【それにしてもアイちゃんがお前達のことを友達に話をしてて良かったな】
「うん本当に。タカシの助言に今回助かったよ。
ありがとうな」
【またいつでも力になるよ】
「今は申し訳ないんだけど頼ることばかりになるかもしれない」
タカシにはこれからももっと助けられる事になる
「落ちついたら何かお礼をさせてくれ」
【じゃあまた飯でもおごってくれよ!
それより早くどうにかなるといいな】
タカシの言葉通りに小川が早くどうにかなるのには時間がかからなかった