4日目③

アパートに帰りお風呂に入って時計を見ると十時半を過ぎていた

携帯を見るがユウトからの連絡はない
 
『もしかして…今日はもう連絡もないのかな…』
 
寂しい気持ちになったので早々と寝ようと布団に潜り込んだ時に電話が鳴った

慌てて画面を見る
愛しい人の名前【ユウト】からだ

『もしもしおつかれさま♪』

「おつかれ。連絡遅くなってゴメンな…
今まで残業してたんだ
もう家にいるのか?何かしてた?」

『遅くまで頑張ってたんだね!
私は布団に入って寝ようかなって思ってたところだよ』

「友達と楽しかったか?」

『うん!楽しかったよ!!』
私はマナミに私達のことを言った事などを報告した

『マナミね、私達のことメッチャ応援してくれるって!!
何かあったらすぐに言ってねって!』

「そっか!お互い良い友達持ったな
そう言えばタカシがアイに会いたがってた
一回会わせろ会わせろってうるさくて…!
今度会って貰ってもいいか?」

『私を紹介てくれるの?
タカシの大事な友達に会えるだなんて凄く嬉しいよ』

「じゃあタカシに言っとく
…アイ…
今日は会えなかったけど明日は絶対会おうな…
一日でも会えないと寂しいよな…
俺さぁ一体いつアイが頭から離れるんだろうってぐらい今日もアイで頭がいっぱいなんだ…
俺はアイを幸せにしてやりたい…
だから俺を信じて待っててくれる?」

……それって…私が…ユウトのそばにずっといてもいいってことなの…?

『…ユウト…信じてもいいの?』

「アイを俺の最後の女にしたい
だから俺を最後の男にして欲しい
俺から離れるなよ」

『…ユウト……』
涙が溢れる…
こんなにも大きな愛を渡してくれるユウトのそばにずっといたいと願った

「明日、会おうな!
ゆっくり寝るんだぞ!!おやすみ大好きだからな」

『うん…ありがとうユウト…私も大好き…おやすみなさい』


この時はまだ二人の想いが叶わない事など思いもしなかった