ユウト3日目②

…残業引き受けちまったけどアイに会いたい…
…何時に終わるか分からねえしどうしよう…

悩んでいたところにアイからL○NEが届く
『おつかれさま♡
今日ね仕事終わって美容院行くことになったから会えないかも…』

…あれ?これって逆に良かったんじゃない?
アイが美容院行ってる間に俺が残業サッサッと終わらせるとちょっとでも長い時間一緒にいれるよな?

「えっー!!
会いたいよ~ 俺、残業になったから美容院終わったら一応連絡し てみてね」

『了解です♡』
… 良かったー会えそうだ!
よし!残業頑張りますか!!                                            

美香には
「残業。何時になるか分からない」
とメールを送った

何か返事がきたがロクな返事じゃないだろうと読みもしなかった

残業はタカシと一緒と言うことで早く片付いた
俺がアイに会うために気を付かって頑張ってくれたみたいだ

急いで片付けをし携帯を見るとアイから
『美容院終わったよ』
とメッセージが届いていた

タカシが
『ほら早く電話してやれよ
向こうも待ってるぞユウトの事!
後は片付けといてやるよ』

「タカシすまない助かる!」
本当にタカシには感謝してもし切れない

慌てて車に乗り込み電話をかける

『もしもし おつかれさま♪』
すぐに繋がった
アイの優しい声に会いたさが押し寄せる

「おつかれさま!残業終わったよ!会える?」

『うん!会えるよ!』

「じゃあ昨日の河川敷で」
待ち合わせの河川敷に急ぐ

今日もアイが先に待っていた
中をのぞくと後部座席に座っていた

「待たせてごめんね!」
隣に乗り込む

何というのかやっぱりアイの温かい雰囲気…空気…存在自体が癒される

…くっつきたいのに急いでたから汚い格好のままだ…
アイを汚してしまうな…

アイを汚してしまわないようにと少し距離を開けて座っていた

しかしアイが俺をギュと抱きしめた

「わっ!ビックリした!!
仕事終わりで汚いから汚れるよ」
…ちょっと何なんだ!この嬉しすぎる行動は…


『私だって仕事終わりだよ 。汚いとか関係ないよ
私がユウトを抱きしめたかったの…
ギュってしたかったの…』
もっと強く抱きしめられた

「やっぱ何でそんなに可愛いの?
こっち向いてよく顔を見せて」
ゆっくりと顔をあげ俺を見る

前髪を切ったみたいで若く見えてたのが更に若く見える
本当に可愛いと言う言葉がピッタリだ

「前髪切って更に可愛くなったよ」
そんな俺の言葉に凄く嬉しそうな顔をし胸に顔を埋めかまたギュッと抱きしめられた

…愛おしい
初めてそんな風に思った

…うーん…胸、当たってるよな?
超やわらかいですけど…
あっ!ヤバイっ!!分身が…!!

「………アイ」
…これ以上抱きしめられてたら分身が更にヤバくなりますよ!

『どうしたの…?』

「えーっと…胸が当たってヤバイんですけど…」

『?』
…分かんねぇか男の気持ちは…

「…だからアイの胸が当たって俺の分身が暴れそう になってます!!」

『…………あっ!!////////////えーっと…』
…焦ってる焦ってる!
一人でパニクってる姿も愛おしい

「分かってくれた(笑)?」

『えーっと////////えっと』
…あはは 更に焦ってるな
照れてるし!それさえも本当に可愛いな

しかしそんなアイから出てきた言葉は意外なものだった
 
『…触ってもいいよ…』