2日目①
パチッ
『んん〜よく寝たぁ!!』
時計を見ると8時だった
『寝過ぎたかな?』
いつも寝起きの悪い私はスッキリ気持ちよく起きれた
昨日の事が夢だったんじゃないかと慌てふてL○NEを見てみる
ユウトとのやり取りはちゃんと残っている
『夢じゃなかった…』
ユウトの好きという言葉を見て照れてしまう
…本当に…私で…いいのかな?
ユウトの事を考えながら支度を始める
ピロン♪♪
L○NEがメッセージを通知した
「おはよ!起きてる?」
ユウトからだ
…うわっ嬉しい!!
昨日から始まったばかりなのに何でこんなにも嬉しいんだろう
『起きてるよ~♪
ユウトは起きて何してるの?』
すぐさま返事をする
「俺はね~すでにジョギングしてる!
アイちゃんに会いたいよーー(>_<)
今からちょっとでも会えない??」
…////////朝からハッキリ言われるとやっぱり照れるなぁ…でも嬉しい…
『もうジョギングしてたの?凄いね!!
会いたいって思ってくれてありがとう♪
私も会いたいな
でももうちょっとしたら出掛けるからごめんね(>_<)』
あと10分ぐらいで親が迎えに来る
「残念…(T_T)会いたいよ~~
じゃあ、じゃあせめてアイちゃんの写メ送ってー!」
…は?私の写メ?自撮りをしろと?
『うーん、それはさすがに恥ずかしいよ』
「会えないなら俺今日一日どうすればいいの?
俺まだ不安で不安で…アイちゃんがすぐにドコかに行ってしまうんではないかって思ってしまって…
ごめん…ワガママ言い過ぎた」
何だかユウトが可愛く思えた
母性本能と言うやつだろうか?
…あんなにハッキリ言うユウトでも不安になるの?
「じゃぁ…目だけね」
私は自撮りをした
ブレたり目を閉じてしまったりなかなか難しい
自分で言うのもアレだか妙に綺麗に撮れた
なかなかの詐欺っぷりだ
詐欺写メを送信した
「超~きれいなんですけど!!
目だけで興奮するんですけど!
写メありがとう!!
今日はこればっかり見て我慢する!」
…ホントに素直だなぁ…可愛い
『次あった時にギュってしていい?』
何だか無性に抱きしめたくなった
私も素直に言った
ユウトの前ではありのままの自分でいよう
「ホントに?
うん♪メッチャ抱きしめて欲しい♪
アイちゃんの言うこと何でも聞くし好きにしていいよ」
…どこまで素直なんだろう
多分私すでにかなり好きになってしまってる
…会いたい
『そろそろ時間だから出掛けてくるね
用事終わったら連絡するから待っててね』
「うん!気をつけていってらっしゃい」
丁度親が迎えに来た
妹も仕事が休みということで家族でお見舞いに出掛けた
頭はユウトの事でいっぱいで早く会いたくて仕方なかった