ユウト1日目④

俺は渡せた達成感と心地のいい疲れとさっきの彼女とのやり取りで頭がいっぱいでョギングをせず家に帰った

ーフン♪フフン~♬
鼻歌を歌いながら家に入ると

【随分機嫌が良さそうね
私一人に子供押し付けていい身分ね】
帰った早々美香に嫌味を言われた

一気にテンションを落とされた俺は何も喋らないことをいいことに
【今からスーパーに乗せて行ってね
帰ってきたらヒロトと遊んでその後は草刈りしてね
普段何もしないんだからそれぐらいして貰っても大したことないわ】
俺の予定を勝手に決める

ー俺は何でこんなのと結婚したんだ?
ハァ…

その後、美香の言う通りにし一人で部屋にこもった
出掛けてもいいのだか更に束縛も嫌味もキツくなる
見たくもないテレビを一人で見てる方がマシだ

そのうち眠ってしまった俺…
どれぐらい眠ったのだろうか…?

《パパ~ごはんだよ》
ヒロトが起こしに来た

「…んっ?ああ…寝てしまってたな
すぐに行くからヒロトは先に行っててな」

外を見るとすでに真っ暗で時間を確認するために携帯を確認した
ー7時10分かぁ…
3時間も寝てしまってたのか

んっ?
着信あり?
まっ!まさか!?

慌てて履歴を確認する
知らない番号だ
ー彼女か?

着信は一回だけだった
でもまだ彼女とは決まってない
早く早くかけ直したいのに
ーどうしよう?どうしたら…?

【昼寝なんていい身分ね】
他にも何か嫌味を言われたが電話の事で頭がいっぱいで上の空で聞いていた

ご飯のあと俺はヒロトを風呂に入れ寝かしつけ美香が風呂に入ったのを確認し
「コンビニ行ってくる」と風呂のドア越しに言いコンビニに向かった

ー早く早く連絡しないと
焦っているせいかいつもの2、3分で着くコンビニがやけに遠く感じた

コンビニに着いてまず着信の残った番号にショートメールしてみる


ー井上さんですか? 午前中に買い物に行った者です
違うかもしれないので探るような文章を入れてみる
するとすぐに

ーはい井上です 今日はお買い物来てくれてありがとうございました 着信残してみました

「きっ、来た!!!」
すぐに返事が来た
やっぱり彼女だった


ー今日は急にすみません 着信残してくれたのに連絡遅くなってすみません 電話くれて嬉しいです!

ーいえいえ(*^_^*) びっくりはしましたけど(笑)


ー今から電話してもいいですか? 声が聞きたいです
…メールじゃダメだ!
声が聞きたい!
もっと彼女を知りたい!
でもいきなりすぎたか?

ー電話いいですよ♪

「やったー!!」
コンビニの駐車場に止めた車の中で思わずガッツポーズしてしまった!

すぐさま電話をかける
…ハァ…緊張する
どんな話ししよう?